1 ![]() というわけで、チェンタウロのその後です。 地味に…、しかも遅々としたペースですが、制作は進んでいます。 さて、このバイク(実車)では、 シリンダブロックと、その後方に位置するインジェクションとを結ぶ部分に、 短いゴムパイプがあり、そこに金属製のカシメが嵌められているようです。 ですが、キットでは、この部分はカシメ共々、一発モールドで表現されており、 しかも、パーツの真ん中にパーティングラインが横切っているなど、 加工も塗り分けも、いささか難しい状態となっています。 ![]() こちらが、そのパーツです。 黒く塗られた円筒形部分はゴムパイプ部分で、 ここに、カシメが嵌められているのです。 というわけで、なんとか、このカシメの部分を、リアルに作り替えたい。 そう思い、私は、最初、エバーグリーンのプラ材をシルバーに塗り、 円筒部品にくるりと巻き付けようと思ったのです。 が、塗装による表現ではいまひとつ金属管が足りません。 では、アルミ箔を薄く切って巻き付けてみようかとも思ったのですが、 アルミ箔を薄く均等に切り出すのが至難の業です。 そんなとき、ヨメが、まさに絶好の材料を探し出してきてくれました。 ![]() それが、コレ。 ネイルアート用の、粘着材が着いたアルミテープです。 ほぼ1mmほどの幅で、ライン状に均等に切られており、 模型のカシメ箇所にそのまま張れば、リアルな状態に仕上げられます。 というわけで、さっそく、件のパーツに巻き付けるように張ってみました。 ![]() そして、張り付けた状態がこちらの画像です。 まさに、テープの幅がぴったり。 しかも、金属泊だけに輝きもばっちりで、簡単にリアルなカシメの出来上がりです。 ただ、テープの粘着材だけでは、経年変化で剥がれてくる可能性もあるので、 エポキシ接着剤でしっかりと接着しておきます。 そして、エンジン組み上げ、フレーム部分に組み込みます。 ![]() 強度も考えて、組付けは極小ネジで行うようになっています。 普段、AFVを作っている時は、ネジ止めによる作業など、まったくといっていいほど、 ないんですが、バイクのキットには、ネジ止め箇所がいくつもあります。 このネジ止め作業は、なかなか新鮮で楽しいものですね。 ただ、エンジンの組み込みは、ちょっと骨が折れました。 ![]() そして、後輪を組み込んだところです。 かなり慎重に作業しなければならないのですが、こちらもネジ止めですので、 強度的には問題ありません。 また、メッキパーツには、ラッカー系塗料のスモークをエアブラシで吹いています。 この作業を行うことで、 プラパーツにおけるメッキの軽薄さを、重厚な雰囲気に変換できると思っています。 ただ、メッキパーツはそのまま使うことにしましたので、 パーツのパーティングラインは、いたしかたなく、そのままになってしまいました。 (ヤスリがけすれば、メッキも禿げてしまうので…) もっとも、ここ最近、メッキの質感を再現できる塗料もあるとのことですが、 それらは、けっこう高額のようですし、特別なテクニックも必要だといいます。 だいいち、塗装という方法では、いくらがんばっても、 メッキには及ばないように思います。 というわけで、涙をのんで(?)、キットのパーティングラインを、 そのままにしています。 さて、今度は、前輪の組み込みですネ。 やっぱり、バイク模型って、戦車とは違った楽しみがありますネ。 ■
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by noba-kentaro
| 2008-07-10 21:18
| 模型
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