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マーダー塗装開始!。

マーダー塗装開始!。_f0126683_17495153.jpg

さて、長らく放置のこのブログですが、
今回、およそ半年ぶりに新規記事をアップさせていただきます。
ときどき、こうして、ふと思い出したようにアップしますので、
ご覧をいただければ、うれしく思います。
(気まぐれでスミマセン)

さて、今回のお題は、タミヤ1/48のマーダーです。
このマーダー、かつて当ブログで、少しだけ取り上げたことがあるのですが、
こちらもずっと放置状態になっていました。
(なかなか仕事が忙しくて、模型の組み立て、塗装がままなりません)

先日、押し入れに入ったままのこのマーダーを久しぶりに取り出し、
塗装をしてみることにしました。
このブログで、AFV模型を塗装する記事は、初めてかもしれません。

サーフェーサーはすでに吹いてありましたので、今回は、
ガイアノーツのドゥンケルグラウをそのまま吹いていくことにしました。
本来であれば、ここで、プラの薄い箇所はシルバーを吹くのですが、
今回は、濃いグレーの車体色になるということで、
そのまま、塗ってしまいました。

怠慢ですが、とくに光透けは感じません。
ドゥンケルグラウであれば、神経質になって、
シルバーを吹くこともないかもしれません。

その後、明度を上げたグレーを車体上面や出っ張っている箇所に吹き、
足回りには、サンディブラウンを混ぜたグレーを吹いていきます。
このエアブラシによる吹き付け段階で、可能な限り、砂埃汚れや、
立体感などもつけておきます。

昨今の模型雑誌では、フェーディングとかドッティングとか、
よくわからない技法が載っているようですが、
(ここ数年は、模型雑誌もまったく買わなくなってしまいました)
そのような技法には目もくれず、自分の感性だけで、
作業を進めていきます。

模型雑誌を読んで技法を研究するより、
どんな雰囲気にしたいのか、完成をイメーシしておくほうが、
大事ではないかと、個人的には思います。

一連のエアブラシ作業をすませたあとは、
アクリル絵の具の「リキテックス」で細部を描き起こしていきます。

模型製作でリキテックスが使われることはほとんどなく、
私も、この画材が模型製作に合っているとは思っていません。
ですが、慣れた画材ですし、比較的豊富に色数が揃っているので、
使ってみました。

その後は、パステルによる作業に入ります。
いまでは、ピグメントという材料をよく使うようですが、
そのようなものは我が家にはないので、パステルの出番となります。

マーダー塗装開始!。_f0126683_17535229.jpg

使うパステルは「ゴンドラ」のものと「ヌーベル」のもの。
とくにゴンドラのパステルは、柔らかくて粉末状にしやすく、
ウェザリング作業にとても向いていると思います。

まずはゴンドラのパステルを紙の上でこすって粉を出し、
それを、アクリル溶剤をつけた筆でとって、車体に塗っていきます。

パステルは適度に混ぜて使用しますが、
気をつけなくてはならないのは、単に色の明度だけでなく、
パステル粉は、乾くと微妙に色味も変わってくる場合もあるので、
慎重に様子をみながら塗布していきます。

まずは足回りからはじめ、車体の上へと作業を進めていきます。
キャタピラは、グンゼのラッカー系塗料のレッドブラウンで塗装し、
その後、パステル粉を塗り付けていきます。
乾燥後、設置面のパステルを落としていきます。

マーダー塗装開始!。_f0126683_1811353.jpg

排気管の錆表現もパステルでことたりてしまいました。
ただ、排気管先端のオイル染みは、アクリルのスモークで表現しています。

このパステルによって、いろいろな表情をつけることができると思います。
パステルワークを極めれば、おそらく、あらゆる汚れを、再現可能かもしれません。

模型雑誌の記事にとらわれて、新しい技法に目がいきがちかもしれませんが、
そのような技法主義をひとまず置いといて、
自由に塗ってみるのも、いいかもしれません。

マーダー塗装開始!。_f0126683_1817234.jpg

さて、このマーダーのウェザリングはまだまだ続きます。
(なにしろ、いまだ半分程度しか作業は進んでいませんし)

その経過は、このブログで、追って報告していきたいと思います。
# by noba-kentaro | 2012-01-04 18:24 | 模型

タミヤ 1/35 BT-7 / 組立上の注意点

タミヤ 1/35 BT-7 / 組立上の注意点_f0126683_17175733.jpg

またまた、ものすごく久しぶりの更新です。
というか、このブログの存在を半ば忘れていました。
でも、今回も、前回同様、きまぐれにフラッと記事をアップします。

さて、去年のコトになりますが、タミヤからBT戦車が発売されました。
(かな〜りネタが古いですね。すみません)

それまで、BTといえば、プロポーションのよいキットはあるものの、
いかんせん組みにくいということで、決定版の登場が待たれていたのですが、
ついに、というべきか、タミヤから登場することとなりました。

BTは、ノモンハン事件のさい、大量に投入され、
関東軍将兵を苦しめたといわれており、いわば日本人にとって、
因縁深い戦車ともいえるかもしれません。
(ただ、関東軍の速射砲も、多数のBTを撃破したようです)

そんなわけで、私も、早々にタミヤ製BTを購入したのですが、
いかんせん、仕事などで時間がとれず、なかなか、組み立てに至りませんでした。
といいつつも、牛歩のペースながら、チマチマと作業してました。

タミヤ 1/35 BT-7 / 組立上の注意点_f0126683_17511538.jpg

車体はタミヤにしては珍しく、箱組方式となっています。
すでにさまざまな雑誌や模型ブログなどで紹介されていますが、
箱組といえども、合いは良好です。

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ですが、良好だからといって、スパスパと慌てて組んではいけないようです。
入念な仮組みをしないと、上面板と左右前面の装甲板とが接する隙間が、
完全に均一にならなくなります。
かくいう私は、慌てて組んでしっかり後悔。
上面板と側面装甲の隙間が均一にならず、結局、エバーグリーンのプラ材を
上面板のふちに貼ってペーパー掛けするなど、
よけいな苦労を背負い込んでしまいました。
トホホです。
これからBTをお作りになる方は、ぜひ、気をつけてください。

タミヤ 1/35 BT-7 / 組立上の注意点_f0126683_17383626.jpg

リアのエッチングは専用の加工工具がついており、加工も簡単。
こうした組み立て作業に対する配慮は、すばらしいですね。

そして、キャタピラ。
部分連結式なのですが、こいつがちょっとやっかい。
まずは、押し出しピンの跡が、キャタピラの裏にしっかり残っています。
パテ埋めするにもペーパーがかけづらく、なにより面倒ですね。

しかも、それぞれのキャタピラの合いが、場合によってはキツく(固く)、
ここでも、入念な擦り合わせが必要なようです。

タミヤ 1/35 BT-7 / 組立上の注意点_f0126683_17213642.jpg

どうも私はこの部分連結が苦手です。
というわけで、今回は、この部分連結を、あらかじめ、一本につないでおいて、
一気呵成に組み上げてみることにしました。

タミヤ 1/35 BT-7 / 組立上の注意点_f0126683_17332172.jpg

キャタピラの合いがどうしてもキツい場合は、
連結部分のリベット状のモールドを、削り飛ばします。
(それでもキツい場合があるんですが)
とにかく、連結部を奥までキッチリ入れ込みます。
(でないと、キャタピラが長くなってしまいます)

また、キツいだけでなく、ヘタをすると、
斜めに連結されてしまうこともあるので、
ここでも、借り組みと調整を繰り返します。

キャタピラを定規に当て、まっすぐにしたら、一気に、流し込み接着剤を、
連結部分につけます。
あまりつけるとモールドが甘くなるので慎重に…。

そして、5分放置。放置時間はもう少し短くてもいいかもしれません。
5分以上放置すると、巻き付けづらくなると思います。
そのあとは、一気にホイルに巻き付けます。

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というわけで、なんとか、うまくできました。

それにしても、このキャタピラ、滑り止めもなく、
悪路走破性に問題がありそうな気がしますが…。

タミヤ 1/35 BT-7 / 組立上の注意点_f0126683_17475450.jpg

このBT戦車は、古い戦車ゆえ、意外とぞんざいなデザインです。
(少なくとも私の目には、そう見えます)
ですが、組んでみると、なかなかカッコいい。

このあとは、光透け対策としてシルバーを吹いて、基本塗装に入ります。

そういえば、シルバーのサーフェイサーがガイアノーツから発売されたんですね。
このあたりでは売っていないのですが、今度、
富山か名古屋にいったさいに、買ってきたいと思います。
(すると、それまで、また作業は中断を余儀なくされるのかも…)

まあ、気長にいきます。
# by noba-kentaro | 2011-06-08 18:05 | 模型

オート三輪を引っ張り出して…

オート三輪を引っ張り出して…_f0126683_2348275.jpg

さてさて、またしても、ものすご〜く久しぶりの記事投稿です。
(忘れた頃にフラッと更新するのが、このブログです。ホントに気まぐれです)

と、そんなコトは置いといて、上の画像は、
我が家の押し入れの中にずっと眠っていた、
アリイの1/32オーナーズクラブダイハツオート三輪です。
正式名称はダイハツCM10Tというそうです。
このキットをはたしていつ買ったのか、もう思い出せないくらいです。

これから先も、ずっと、
このキットは押し入れの肥やしになりそうだったのですが、
先日、ネットで、たまたま昭和のクルマの画像を見ていて、
ふと、無性に、オート三輪のキットが作ってみたくなってしまいました。
(ブログ同様、私のやることなすこと、気まぐれです)

さすがに古いキットで、モールドも部品分割も、
なんだか、のどかさを感じさせるキットですが、
現在のキットにはない、魅力があるともいえるかもしれません。

私の記憶では、オート三輪といえば、マツダT2000が、
断然、印象深く記憶に残っているのですが、
デザイン的に見れば、このダイハツCM10Tのほうが、
よりレトロな雰囲気を持っているように思います。
(まあ、マツダT2000は、このダイハツオート三輪より後発のようですし)

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キットは、ものすご〜く少ない部品で構成されています。
価格も、いまでも600円くらいなんですネ。すごいリーズナブル。
さすがアリイ。ブラボー!。も、庶民の見方です!。

で、そのぶん、足回りなどはド〜ンと省略してあるわけですが、
荷台の側面パネルなどは、まあまあシャープにできていて、
それらしい雰囲気を出しています。
(現時点では、サーフェーサーを吹いてあるのみです)

オート三輪を引っ張り出して…_f0126683_065612.jpg

ただ、キャビン部分は、チトいただけません。
ラジエーターグリルの部分のモールドは、もうすごく甘いですし、
金型もかなり痛んでいるようで、
ルーフやフロントグラスのウェザーストリップあたりには、
かなり傷ができています。
ドアの下部にはヒケもありました。
(一応、ヒケなどはパテで埋め、サーフェーサーかけました)

オート三輪を引っ張り出して…_f0126683_0134540.jpg

荷台の側面パネル上部には、
荷物を固定するロープを引っ掛ける突起がありますが、
キットでは一発モールドされていたので、真鍮線で作り替えてみました。
ちょっとオーバースケールな感じですが、荷物を荷台に載せた時、
実際にここにロープを掛けてみる予定なので、
ちょっと頑丈に、大げさに作ってみました。

ホイルはすでに塗装済みです。

さて、このあとは、車体を塗装して、ウェザリングを施すこととなります。
AFVチックにウェザリングしたいなあ、どんなふうにしようかなあ、と、
あれこれ、妄想を巡らしています。
(妄想だけで終わらないように…。ちゃんと完成させなきゃ)
# by noba-kentaro | 2009-10-27 00:19 | 模型

1/48マーダー

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放置状態だったこのブログ。
ふと見ると、以前の投稿って、一年近くも前なんですね。
まあ、ブログって、
いったん放置しちゃうと、その後はなかなか書けないモンです。
というわけで、ものすごくひさしぶりに、
コチラのブログに、記事投稿してみます。

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タミヤの1/48マーダー、買っちゃいました。
それにしても、1/35を見慣れているので、
このスケールの模型って、いつも、なんだか新鮮というか、
違和感というか、不思議な気持ちになります。
でも、1/48もラインナップがかなり充実してきたので、いまや、
このスケールも、AFVのスケールのひとつとして定着しつつありますネ。

キットは、さすがタミヤ、という印象を抱かせる、素晴らしいものです。
砲周囲の防盾も、ぴったりと合います。
部品数はすくないながらも、精密感もたっぷりで、
組む楽しみを充分味わうことができます。

1/48マーダー_f0126683_9254653.jpg

強度が不足していると思われる、
防盾上のバーやポール部分は、真鍮線に置き換えました。
(こうしておかないと、塗装中、破損するかもれないので…)

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離帯(キャタピラは)部分連結式です。
ですが、このキャタピラには、ちょっと手こずったかも。
そのまま組むと、微妙に長いような…。
というわけで、スプロケットの下に来る一部連結離帯と、
アイドラーホイルの下に来る部分の一部連結離帯とを、
指で慎重に曲げ癖をつけ、長さを調整しつつ、
垂れるキャタピラの自然さを出していきました。

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下地塗装は、まず、突き出しピンを消すためにヤスリがけした防盾内側に、
ラッカー系のシルバーをエアブラシで塗ります。
この作業は、薄いプラから光が透けるのを極力防ぐためです。
シルバーは光が透けるのを防ぐ色としては、最適だと思っています。

次に、グンゼのサーフェーサーを薄くエアブラシで吹きました。
こういう作業をする時は、リターダー成分を含んだ溶剤を使ったほうがいいですね。
天気がよく空気が乾燥している日だと、溶剤の揮発が早く、思わぬところで、
サーフェーサーを吹いた面が、梨地のようになってしまいますから。

さて、このマーダー、ロシア向けの塗装(デュンケルグラウ)にするのか、
アフリカ向けの塗装にするのか、いま、迷っています。
# by noba-kentaro | 2009-05-16 09:42 | AFV

地味に進んでいます。

地味に進んでいます。_f0126683_201650.jpg

というわけで、チェンタウロのその後です。
地味に…、しかも遅々としたペースですが、制作は進んでいます。

さて、このバイク(実車)では、
シリンダブロックと、その後方に位置するインジェクションとを結ぶ部分に、
短いゴムパイプがあり、そこに金属製のカシメが嵌められているようです。

ですが、キットでは、この部分はカシメ共々、一発モールドで表現されており、
しかも、パーツの真ん中にパーティングラインが横切っているなど、
加工も塗り分けも、いささか難しい状態となっています。

地味に進んでいます。_f0126683_2014595.jpg

こちらが、そのパーツです。
黒く塗られた円筒形部分はゴムパイプ部分で、
ここに、カシメが嵌められているのです。

というわけで、なんとか、このカシメの部分を、リアルに作り替えたい。

そう思い、私は、最初、エバーグリーンのプラ材をシルバーに塗り、
円筒部品にくるりと巻き付けようと思ったのです。
が、塗装による表現ではいまひとつ金属管が足りません。
では、アルミ箔を薄く切って巻き付けてみようかとも思ったのですが、
アルミ箔を薄く均等に切り出すのが至難の業です。

そんなとき、ヨメが、まさに絶好の材料を探し出してきてくれました。

地味に進んでいます。_f0126683_2095744.jpg

それが、コレ。
ネイルアート用の、粘着材が着いたアルミテープです。
ほぼ1mmほどの幅で、ライン状に均等に切られており、
模型のカシメ箇所にそのまま張れば、リアルな状態に仕上げられます。

というわけで、さっそく、件のパーツに巻き付けるように張ってみました。

地味に進んでいます。_f0126683_20171873.jpg

そして、張り付けた状態がこちらの画像です。
まさに、テープの幅がぴったり。
しかも、金属泊だけに輝きもばっちりで、簡単にリアルなカシメの出来上がりです。

ただ、テープの粘着材だけでは、経年変化で剥がれてくる可能性もあるので、
エポキシ接着剤でしっかりと接着しておきます。

そして、エンジン組み上げ、フレーム部分に組み込みます。

地味に進んでいます。_f0126683_20223575.jpg

強度も考えて、組付けは極小ネジで行うようになっています。
普段、AFVを作っている時は、ネジ止めによる作業など、まったくといっていいほど、
ないんですが、バイクのキットには、ネジ止め箇所がいくつもあります。

このネジ止め作業は、なかなか新鮮で楽しいものですね。

ただ、エンジンの組み込みは、ちょっと骨が折れました。

地味に進んでいます。_f0126683_20232333.jpg

そして、後輪を組み込んだところです。
かなり慎重に作業しなければならないのですが、こちらもネジ止めですので、
強度的には問題ありません。

また、メッキパーツには、ラッカー系塗料のスモークをエアブラシで吹いています。
この作業を行うことで、
プラパーツにおけるメッキの軽薄さを、重厚な雰囲気に変換できると思っています。

ただ、メッキパーツはそのまま使うことにしましたので、
パーツのパーティングラインは、いたしかたなく、そのままになってしまいました。
(ヤスリがけすれば、メッキも禿げてしまうので…)

もっとも、ここ最近、メッキの質感を再現できる塗料もあるとのことですが、
それらは、けっこう高額のようですし、特別なテクニックも必要だといいます。
だいいち、塗装という方法では、いくらがんばっても、
メッキには及ばないように思います。

というわけで、涙をのんで(?)、キットのパーティングラインを、
そのままにしています。



さて、今度は、前輪の組み込みですネ。
やっぱり、バイク模型って、戦車とは違った楽しみがありますネ。
# by noba-kentaro | 2008-07-10 21:18 | 模型